ぐらめぬ・ぜぷつぇんのはてダ(2007 to 2011)

2007年~2011年ごろまで はてなダイアリー に書いてた記事を引っ越してきました。

予告.inについては、報いてあげてもいいし、報いてもらうよう動いても良いと思う。

予告.inは少なくとも目的においては明らかに公共性があることは確かだと思います。個人が突発的に作ったにせよ、目的や使われ方には明らかに公共性があります。

こういうのはいわゆる「ボランティア」に属してしまう活動だとは思うのですが、しかし「IT調達に市場化テストを」に有るとおり、継続して維持・運用していくのにはそれなりにコストがかかることは確かです。そもそも一個人のこうした突発的な情熱というか衝動というのって、少し経つと冷めてしまう可能性もあります。また予告.inの中身的にも、あるていど人間が中に入らないと対応できない場面もあると思います。

例えば予告.inがあれば政府は何もしなくていいか?それは違う。継続的に運用するにはホスティング、保守、運用とかにコストがかかる訳で、そこは場合によって補助金を出していい気がする。

IT調達に市場化テストを - 雑種路線でいこう

一個人が作った、公共性のあるモノについては、例えばNPOなどの法人格を持った組織を立てるなり、そうした組織で後を引き継げるようにするなりして、国からの補助金を申請しやすく・受け取りやすくするのもありかなー、と思いました。
こういうのが積み重なっていけば、人様の・世の中の役に立つコンピュータシステムを作るとちゃんと報いてくれる、というイメージが復興され、もうちょっとコンピュータプログラマの生き方、というか手遊び、というか、会社以外での楽しみ、の幅も広がるんじゃないかなと思います。確かに巨大な組織で使われるような業務システムについては、数人のボランティアのやる気だけで作るのは無理かも知れませんが、そうでない分野で、腕に覚えのあるプログラマがぐわーっと作り上げたモノについても、それなりに評価が貰える、というのは、他の職種に比べれば甘いのかもしれませんが、それはそれで良いのかな、とも思います。

首都圏コンピュータ技術者株式会社
http://mcea.jp/
というのがあり、フリーのコンピュータ技術者に対して仕事の斡旋や法律・税金処理などをとりまとめてくれるところなのですが、これのNPO版というか、今回のようなケースでの「作った後の運営・維持」について、体制をまとめて国に補助金などの申請をしてくれ、後の面倒まで見るような互助団体があっても良いのかなと思うのですが、これ、甘過ぎ?